この分野はあまり詳しくありませんが、富士通がスパコン市場に再度殴りこみという日本人にとってうれしいニュースが発表されました。そもそも日本のスパコンの歴史は巨人IBMに対抗し一定以上の成果を出してきたという輝かしいものでした。
以下は、日本のスパコンの世界シェアの推移ですが1993年に20%近くあったシェアは現在4%以下さらには中国にも抜かれている状況とのことです。
1993年 | 18.52% |
1999年 | 14.12% |
2004年 | 11.08% |
2009年 | 3.86% |
あくまでも予測ですが水平型のハード業界において垂直型の日本メーカが投資に対するパフォマンスを出しきれず、中国をはじめとして発展著しい後発国にシェアを奪われていったのではと思います。
さらに民主党政権になって2位ではなぜだめなのかという発言は記憶に新しいところです。
ハードはムーアの法則にしたがえば18カ月で2倍になる世界です。
18ヶ月寝ていると半分の成果しか出せない業界ではイノベーションを辞めた瞬間に技術の消費国へと転落するのではないでしょうか。
あの発言以降、正直日本の技術立国に多大な懸案を募らせていたましたがこのニュースは一年の最後に飛び込んできた非常にうれしいニュースでした。
ついでに、エルピーダにも動きがあり、何か2011年は日本が再躍進する予感が年の瀬になりしてきました!!
年内にまた書くと思いますが、来年こそはよい一年になればよいと祈りつつ本日は終わらせていただきます。